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機械学会M&P in 米沢

皆さん、ご無沙汰しております。
中尾研M2の嘉代航己です。

11月の初旬に山形大学工学部で行われた機械学会 機械材料・材料加工技術講演会(M&P)についてご報告します!

今回、自分を含め、Dの玉川さん、M2和田、M1田坂、M1上嶋の4人と中尾先生が発表を行いました。
初学会ということもあり、自分はかなり緊張していたのですが、今回はもう一つ緊張する理由がありました。それは、以前自分が所属していた向後研究室のボスたちが講演会にいらっしゃるということでした。(元々、学部生時代は理科大にいて、修士から中尾研に移動してます。)
 向後研は航空宇宙分野で使用される材料や複合材料の研究を行っている研究室で、中尾研とも関連性は深いです。B4の時に自分は超高温セラミックスを利用したセラミックス複合材料の研究を行っていました。B4の卒論発表時はけっこうしごかれていたので、その時の記憶が発表資料の作成段階で蘇っていました...笑

 そして発表本番の日。他のみんなは3日目の自己治癒セッションでの発表で、自分だけ2日目のセラミックス・複合材料部門での発表でした。実際の発表は「長繊維強化自己治癒セラミックスの機械特性の形状安定性の関係」というタイトルで発表を行いました。初発表は緊張で予定より30秒ほどはやくスライドを話し終わってしまいました(笑)かつてのボスからは研究内容に対するコメントを頂くことが出来たので、改めて修論に向けて頑張ろうと思いました。

発表する私

発表後は米沢名物、米沢牛をたっぷり堪能するために焼き肉に行きました。焼き肉の際は尾崎先生、柳迫先生と引き連れてた学生も合流しました。先生たちが奢ってくれて分厚い特選ロースをいただくことが出来ました。いいところの肉はレアの状態で食べれるのでやわらかい肉質を味わって食べることが出来ました。これだけでも行った価値はありました笑
米沢牛の特選ロース

みんな次の日に発表があったため、焼き肉の後は自分ひとりで向後研の学生と合流して飲んでいました。お互いの研究室の話をしながら、昔の感じを思い出していました。その中で特に印象的だったのは発表時の自分のスライドが昔に比べてかなり変わったと言われたことでした。この時に自分が中尾研色に染まっていたことを実感しました笑。確かにスライドは先輩たちを真似してきたこともあって、よい意味で変わったように思います。

旧研究室同期と後輩

次の日は自己治癒セッションでの残りのメンバーの発表。みんなそれぞれ緊張しつつ無事発表を終えることが出来ました。中尾研以外の研究室でも自己修復関連の話をしていて、興味深かったです。中尾先生は最後に「自己治癒材料のプレ標準化へのシナリオ」というタイトルで発表をしました。この発表では自己治癒材料に対する国際的な基準を今後どのように定めていくかという話をしていました。自己治癒材料といっても材料はセラミックスや高分子など、様々な種類が研究されています。一方で、自己治癒材料の明確な定義は存在していません。このような用語の定義などについて、将来的な実用化のために国際的なルール作りをする必要があり、自己治癒材料の研究者の協力が必要だということをおっしゃってました。研究のその先というのは、僕たち学生にとってはイメージが難しいので、この発表の内容は非常に興味深いものでした。そして技術の実用化のためには、単純に新しい技術を見つけるだけではいけないということを実感しましたね。

そして全員発表終了後、機械学会主催の芋煮会に参加して、山形名物のいも煮を食べてきました。なんか自分がイメージしていたものに比べ、すき焼きのような雰囲気がありました。かなりたくさん芋を食べたのでおなか一杯になりました。

芋煮を食べる田坂と玉さん

山形県の芋煮


残りは上杉神社にお参りして、紅葉を楽しんで帰宅しました。

 集合写真@上杉神社

 銅像の真似をする玉さん

銅像の真似をする和田と私

結論:米沢の飯は旨い
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そろそろ、M1中間発表、卒論、修論と大イベント盛りだくさんの時期が近づいてきました。穏やかな冬を過ごしたいですね(笑)

それでは次回の更新をお楽しみに~!!









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