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オランダのビールについての考察

こんにちは。
座右の銘は「声だけフォーマル」、ヨシオカです。

実はわたくし、今現在オランダにおります。
何をしているのかと申しますと、ガッツリ共同研究をしております。
具体的に申しますと、Dr. Wim. G. Sloof研究室という所にお邪魔している訳です。何を隠そう、この研究室に4人いる博士の先輩が全員女性の方でいらっしゃいまして、わたくし非常に恵まれていると言わなければならないでしょう。
こちらに来た当時はいろいろと実験装置の使い方やらを手取り足取り教えていただいていたんですが、どうやらあらかた使い方も覚えてしまったようで、最近は放置され気味です。悔しい。また初心に戻りたい、と強く思うこの頃です。

そういえばオランダに来てから、自分の中で「あ、これは変わったな」と思う事が一つあります。
それは、「生活習慣」なんですね。
ちょっとヨシオカの一日を見てみましょう。

07:30 起床
07:40 顔などを洗い、PCを立ち上げラウンジミュージックをかける。朝食。
08:10 シャワーなど
08:50 学校へ
09:00 学校到着
〜真面目に研究〜
17:30 帰宅。ジャズをかける。夕食の準備。
18:30 夕食。
19:30 片付け。タモリ倶楽部を見る。
20:00 ギターなどの練習。
21:30 筋トレ
22:00 シャワー
23:00 就寝。

ほぼ「完璧」といって良い程のスケジュールでは無いでしょうか。
村上春樹の主人公みたいですね。憎たらしい感じのスケジュールです。
一方、今までの生活を見てみましょう。

07:30 起床
07:31 就寝
08:30 起床
08:40 朝ご飯を食べ終わる。シャワー
09:10 学校に向かう。
〜真面目に研究〜
18:30 飲みにいく
23:00 帰宅
〜空白の3時間〜
02:00 就寝

こんな感じですね。
研究とかは別に日本でもオランダでもあんま変わらんのですが、やっぱその他のフリータイムがどうしても殺伐としてますね。
でもね、こういう殺伐とした生活も好きなんです。

[どうでも良い写真コーナー]

アパートのシャワー

そろそろ、みなさんオランダのビールについての考察が気になってきたと思いますが、
今回は時間の都合で次回にしたいと思います。
もう23:30なんでね(健康)。
まぁでも一つも紹介しないとなるとブーイングが来そうなので、今飲んでいるビールを紹介します。

[第一回オランダビールレビュー]

Grolsch


かの有名なHeinekenと並んでオランダではスタンダードなビール、Grolsch.
きれいなエメラルドの缶が目を引きますね。そして真ん中に筆記体で書かれた「Grolsch」の文字。かなり歴史を感じるデザインとなっていますが、実際に缶には「since 1615」と書いてあります。古い!
日本はちょうど大阪夏の陣やってる頃ですね。その頃からこのビールを飲んでいるだなんて…贅沢ですね。

肝心なお味ですが、「正統派ピルスナー」といった所でしょうか。
ヱビスビールと似ていると評されるらしいですが、わたくし個人の意見といたしましては、ヱビスビールよりもサッパリとしております。
ちゃんとピルスナーならではのホップの苦みとコクを残しつつ、後味が案外すっきり。
ヱビスビールのあの素晴らしい「濃さ」を一段階弱め、マイルドにした感じでしょうか。
その絶妙な口当たり故、ぐいぐい飲んでしまいますね。女の子でもいけるでしょう。
夕食後にタモリ倶楽部を眺めつつ見るのには最適の一本と言えます。

そもそもなんて読むんだって感じですが、「グォルシュッ」と気合いを入れて発音すれば通じるはずです。
これでカフェでもスムーズにオーダーできますね。
晴れた土曜の真っ昼間から、カフェでコイツを飲んで酩酊しちゃってください。



ああー、こってりとした家系ラーメンが食べたい!



おやすみなさい。

ヨシオカシュンスケ


よく渡る橋

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自己紹介します。

桜も咲き乱れ、暖かな春の陽気が心地よい季節になりましたね。 春 眠 不 覚 暁   処 処 聞 啼 鳥   夜 来 風 雨 声   花 落 知 多 少   (孟浩然「春暁」) とはまさにここ最近の様子を表しています。かの有名な孟浩然も、我々と国や時代も違えど似たような感覚に陥る。これは不思議でありながら非常に趣深いことであります。 孟浩然の活躍された1300年前の飛鳥時代や奈良時代の日本でも同様の感情を抱くたくさんの日本人がいたことでしょう。そして日本人も詩という形で、感情を表現するようになったのでしょう。平安貴族などはまさにその象徴ですね。 しかしどんな時代においても競争というものは必ず起こりえます。世界では未だに紛争が起こり、企業間でも競争が激しい毎日です。インパクトに残るCMで有名なサトームセンや石丸電機も厳しい家電量販店同士の競争に敗れて今では姿を消しています。盛者必衰ともいわれますが我々も日々コツコツと努力して輝いていけるように頑張りたいと思います。 https://www.youtube.com/watch?v=RIY9lLC4CCM(サトームセン) https://www.youtube.com/watch?v=UEhFkf7twDk(石丸電機) さて。こんにちは!! 4月から中尾研究室に配属された猪刈俊輔です!4月からとは言っても11月くらいから研究室の皆さんには大変お世話になっていました。簡単ながら自己紹介をさせて頂きます! 名前    猪刈 俊輔(イカリ シュンスケ) 生年月日  1995年10月1日(21歳) 出身    神奈川県相模原市(非常に平和な街です。) 趣味    野球、プロ野球観戦、旅行、麻雀 など 将来の夢  カントリーマアムを超える売り上げを誇るお菓子を作ること 小5からずっと野球をやってました!純粋にボールを投げる捕る打つ。これに勝るものはありません。 これは高校の時のみんなで5厘にした時のです。どっかにいます。これしか画像がありませんでした。刺激が強いと感じた方にはイカリが謝罪しに行きます。ごめんなさい。 そしてやっぱりベイスターズが好きですね!2年生の時は23試合くらい、3年生の時もあんまり行ってないなあと思って数えてみたら10試合は軽く超えてました(笑)巷

ROUTE自己紹介

はじめまして。ROUTEで中尾研にお世話になっています、田島怜奈です。 この春から材料工学EP三年生です。 【プロフィール】 誕生日は2000年3年29日です。出身は神奈川県横浜市です。 好きな食べ物ランキングは以下の通り、 一位 焼き芋 二位 ほしいも 三位 いもけんぴ つまりお芋が好きです。 休みの日は心行くまでごろごろして、図書館いってお散歩して、本読んで寝る生活をしてます。出没地域は桜木町~伊勢佐木長者町らへんです。 最近自分への誕生日プレゼントに、ローマ人の物語(塩野七生著)全巻セットを買いました。読みたい人いたら貸しますよ! ブログに投稿するにあたって、新M2關根さんよりお題をもらったので、それについて書かせていただきます! Q1なんでROUTE入ったの? →研究室での活動や論文を書くってどんな感じなの?私にもできるの?と思ったのがきっかけです。 Q2なんで中尾研にしたの? →ROUTE用の研究テーマが一番面白そうで、さらに金属組織学の授業を受けて、先生に指導を受けたいと思ったからです。 Q3実際中尾研に入ってどう? →先輩はおだやかな人が多い、、、とか言っておくと人気出るかなとか思ったんですが(笑)、実際はやるときはやる、遊ぶときは遊ぶ、とメリハリのある研究室だなぁと思っています。後輩の立場でこんなこと書くのは恐縮ですが、みなさんコミュ二ケーション力が高く、入った当初も新参者の私に気さくに声をかけてくださり、研究室に馴染めるようたくさんのご配慮を頂きました。先輩は神様みたいなもんだろとの先生のお言葉から、今では修士課程の先輩方をソクラテス、プラトンかのように崇め奉る毎日です← 以上、今年一年は授業を受けつつの研究室活動になりますが、精いっぱい努めていきたいと思っております。どうぞよろしくお願い致します!( ´∀` )

ぼくがかんがえるさいきょーのじこちゆせらみっくす            さんねんせい せきね

  どこにも書くところがないけれど,文章にしたかったのでここに投稿しておきます.内容は,博士論文を執筆する際に考えていた哲学についてです.かっこつけて哲学と言ってますが,ようは自己治癒セラミックスに関する僕の世界観のことです. 自己治癒セラミックスは現状,酸化反応を治癒機能に昇華したものが活発に研究されています.代表例はSiCの酸化反応で,SiC+3/2O2→SiO2+COで生じる体積膨張により部材のき裂を修復し,健全な状態に戻して再度使用できるといったものです.この酸化反応は800℃以上の高温下で生じるため,応用先としてはエンジン等の内燃機関が有望視されています.しかしながら,それ以下の温度域,例えば我々の生活温度である室温で治癒機能を発現するセラミックスは存在しません.(エネルギーを投入することで達成した関野らの例はあるにせよ) サステナブルな社会を目指す現代において自己治癒機能はあらゆる環境下(応用先)で求められるものです.では,自己治癒の応用先を増やすためにはどうしたらよいでしょうか.一言で言えば,自己治癒エージェントの数を増やしていくことです.自己治癒セラミックスは,化学反応を機能として用いています.その反応を引き起こす物質,先ほどの例だとSiCを「自己治癒エージェント」と呼びます.この治癒エージェントが増えることがそのまま応用先が増えることにつながります.例えば水和反応などの水が関与する反応を治癒機能として用いることができれば,水が存在する環境下例えば風呂場やトイレ,キッチンなどで治癒機能を発現させることができます.しかしながら,治癒エージェント開発の指針は一般化されておらず,エージェントの数を増やすことができないといった現状があります. エージェントをどうやったら設計し創り出すことができるのか?ということがこの6年間僕が考えてきた内容であり,博士論文の骨子です.僕は化学反応が再結合を含み,動的であるという原理原則から出発してエージェント設計指針の一般化を試みました. 僕はあらゆる化学反応が治癒のポテンシャルを持ち,エージェントとなり得ると思っています.なぜなら,化学反応とは一言で言えば結合の組み換えであり,再結合を本質的に含むからです.ではなぜ現在,酸化反応以外の反応を治癒機能として用いることができていないのでしょうか.それは,再結合すなわち治癒の因子