こんにちは。今回は中尾さんのバトンを引き継ぎ、M2飯田が書かせていただきます。 近況としては、就職活動もピークを過ぎたので現在は6月のM&Pinオレゴン に向けてスライドに研究に忙しくしております。 初めての西海岸、いや初めての北アメリカに浮かれております。 しかしそう浮かれてばかりもいられません。なんと私、あの有名な「ペスト」に感染しました。 敗血症型ペスト ヒトペスト全体の約10%を占め、局所症状がないまま全身に伝播して敗血症を引き起こす。臨床症状としては急激なショック症状、および昏睡、手足の壊死、紫斑などが現れ、その後、通例2~3日以内に死亡する。 なるほど。どうやら危険な病気みたいです。 しかし、ご安心ください。感染したのは私ではなく、試験片です。 つまりこういうことです。 NbAl合金を複合した試験片を炉で600℃で10h保持すると ほら、あの硬かった試験片がボロボロです。 これは金属化合物でみられるペスト現象というもので、500℃以上の中間温度域において十分な酸化被膜を形成する前に酸素の粒界拡散により粒界酸化物を生成することでこんな風にボロッボロになるそうです。 高温構造材料としての利用は難しそうですね。人ごとじゃ済まないんですけどね。 あと、昨年の機械学会年次大会の発表でフェロー賞をいただきました。 実は、昨年の中尾研旅行で発表練習したアレです。 その節は多くの先輩方からご指導いただき、本当にありがとうございました。 今年も、学会を控えた子羊の発表練習を楽しみにしてください。 それでは、失礼いたします。
横浜国立大学 材料工学の研究室です。 中尾航教授以下、自己治癒材料の開発を行っています。